循環型ソリューション

当社のプロジェクトは、観客だけでなく環境にも良い影響を与えるものでありたいと願っています。一途にプロジェクトの持続可能性を最優先で考え、構造物や設備を最大限に再利用して二酸化炭素排出量を削減しています。

当社の目標は、循環性と持続可能性を追求し、イベントと建設業界に新境地を開くというアプローチで画期的な瞬間をお届けすることです。

「再利用」というコンセプトをすべての事業内容とプロジェクトの中心要素に据えていますので、継続的に設備を再利用し、無駄を省き、効率を高める設計を行っています。

機器の完全性と耐久性を継続的に維持するということは、技術的にも創造的にも卓越した建造物を、納期通りに何度でも設置できることを示しています。言い換えると、当社のすべてのフレーム、トラス、カプラーには、ライブバンドのサポートから、オリンピックイベントでの観客へのすばらしい眺めの提供、緊急医療施設の収容に至るまで、そのすべてに語るべきストーリーがあるということです。

当社は再利用に加えて、リソースと専門知識を有効に活用することで、各事業所の持続可能なパフォーマンスを常に改善することに取り組んでいます。更には、気候変動対策、包括的で協力的な職場の育成、我々が関わるコミュニティーに良い影響を与えることに着目しています。

持続可能性に関するミッションステートメント

私たちの仕事は、無駄を省き資材を再利用し、効率的にデザインするという原則に基づいています。

再利用

当社では、すべての部品と機器を最大限に再利用・回収できるように設計しています。また、再利用率を最大化するために在庫追跡システムを使用していますので、プロジェクト間や独自の保管システム内を移動する各機材の移動を把握することができます。たとえば、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の後、プロジェクトで使用した資材の90%以上を回収することができました。

循環

当社は、製造および使用する機器の優れた品質に重点を置いた循環型経済の実践に誇りを持っています。当社の部品とシステムの多くは25年以上使用されています。2002年にMillennium Domeに映画館の会場を建設するために開発したトラスシステムは、2012の年ロンドンオリンピックの水球競技場の建設に、さらに2018年のジャカルタアジア競技大会の競輪場と繰り返し再利用されました。この競輪場は、大会後には永久的な施設として現在も使用されています。

また、2022年に建設したABBA Voyage Arenaでは、モジュラーシステムが従来の永久的な建物と構造的に互換性があり、長期にわたって再利用できることを実証しました。従来の仮設建物とは異なり、ABBA Voyage Arenaは1度だけの使用を前提として設計されたものではありません。モジュラーシステムを組み込むことで、この建物すべてを撤去してコンテナに詰め込み、効率的に輸送し、将来のイベントで設置と組み立てを再び行うことができます。このモジュラーシステムのコンセプトは、すべての部品の実用的な再利用性を最大限に高め、素材の使用年数を延長します。

ES Globalは、日々の活動を通じて社会的・環境的にポジティブな影響を与えることを目指し、業界におけるこの分野のリーダーとなるべく力を尽くしています。